事例紹介タグ: 施工

ヒルトン広島

世界各国で500以上のホテル・リゾーツを展開するヒルトン・ホテルズ&リゾーツ。日本国内だけでもその加盟ホテルは20を数えます。そんな中にあって “いかにその土地らしさを表現できるか” ということを強く意識しているホテルのひとつがヒルトン広島。歴清社の金銀箔壁紙もふんだんに使用していただいています。設計に携われたHBA(Hirsch Bedner Associates)の上田良哉さんにお話を伺いました。「広島の豊かな自然や土地に根付く伝統工芸品をふんだんに取り入れながら、ひと目見ただけでも『これが広島のヒルトンだ』ということがわかる象徴的なデザインを多く取り入れること。それが重要なテーマでした。広島にはさまざまな素晴らしい工芸品がありますが、歴清社の箔はその代表的なもののひとつ。各エリアに採用しています」。例えば客室。ここではヘッドボードに箔壁紙を採用していますが、これはチップ状の洋金箔が敷き詰められた金紙の上に青いオーガンジーを貼り合わせた特注品。正面から見ると金、斜めから見ると青と見る角度によってまったく表情が異なる仕上がりになっています。アクセントとして広島を象徴する紅葉のモチーフを散りばめました。「バーやラウンジ、客室、レストラン、そしてチャペルなど、各エリアはそれぞれ違ったコンセプトを持っていますが、そのどの場所にも最適な箔があるのは歴清社ならでは。伝統的で美しい日本的な箔もあれば、コンテンポラリーな空間にふさわしい箔もある。ここまでのボリュームで歴清社の金銀箔壁紙を使わせてもらったのは初めて。改めてその対応力の高さやバリエーションの豊富さに驚かされます」。時の流れと共に少しずつ薄れゆく伝統や文化。それらを懐古的にならず、いかに現代とマッチさせながら残していけるか。ヒルトン広島は、そのひとつの解答を見ることができる場所と言っても過言ではありません。 Hilton Hotels & Resorts has more than 500 hotels and resorts all over the world and there are 20 members in Japan. One of the hotels that is strongly aware of “how to express the uniqueness of the location” is the Hilton Hiroshima. Rekiseisha’s metal leaf wallpaper is used a ヒルトン広島

KAO CLINIC

広島市中区には、まるで美術館のように美しいクリニックがあります。それが、2022年4月に開院した「KAO CLINIC」です。「KAO CLINIC」は眼科、美容内科、美容皮膚科の3つの診療を請け負うクリニック。院長である久保木香織先生のご依頼を受け、歴清社がその内装の一部をお手伝いさせていただきました。まず目に入るのは、待合に飾られた正方形の本金箔パネル。そしてその奥には、イタリアから取り寄せた塗装で仕上げたピンクベージュの壁があり、そこにも同じく本金箔のパネルがあしらわれています。優しいピンクと金がマリアージュする空間はまさに眼福。さらにトイレには1点物の箔のアートをディスプレイするなど、『真の瞳の輝きは内面から滲み出る』という久保木先生のポリシーが伺える仕上がりとなっています。また、診察室にはKAO CLINICのコーポレートカラーであるピンクベージュと歴清社を代表する洋金箔(真鍮)を掛け合わせて作ったデザインを壁紙として採用。そして極め付けは、奥の階段を上がると美容の施術を行う空間の天井のプラチナ箔。本物の輝きを追求するKAO CLINICらしい、美しさと上品さを兼ね備えた中にも、どこか癒される唯一無二な空間の仕上がりとなっています。この度、本金やプラチナをふんだんに使った空間ということもあり、デザインの提案から施工まで、すべて歴清社が担当させていただきました。 In Naka-ku, Hiroshima City, there is a clinic that is as beautiful as an art museum. That is “KAO CLINIC” opened in April 2022. “KAO CLINIC” gives three types of treatment: ophthalmology, cosmetic internal medicine, and cosmetic dermatology. Dr. Kaori Kuboki asked Rekiseisha to help with a part of the KAO CLINIC

己斐の家

多くの飲食店やホテルなどで歴清社の箔壁紙は採用されていますが、その用途は大きな施設に限ったものではありません。今回ご紹介するのは広島市街にある個人邸。築50年の木造二階建ての一軒家をフルリノベーションするにあたり取り入れられた事例のご紹介です。この「己斐の家」では、部屋数が多かった2階部分を、3人暮らしに最適な数に減らし、その分できた空間を1階からの吹き抜けに活用。開口部の側面に『Bark 樹皮』という箔壁紙をあしらっています。さらに、その開口部の真下にあるキッチンの側面にも箔壁紙を採用。こちらは同じ銅をベースにしながらも表情の違う『大箔散らし』が使われました。「床のチーク材との相性を考えて今回は銅箔を採用しました。開口部はよく陽の光が当たるので陰影が生まれる『樹皮』。キッチンはランダムなデザインで和っぽくなりすぎない『大箔散らし』。『大箔散らし』は水に濡れても大丈夫なようにラミネート加工を施しています」と建築家の小松隼人さんの言葉。さらに小松さんは次のようにも語ってくれました。「費用も手間もかかる箔をこんなに簡単に身近に活用できるのは驚きでした。しかも壁だけではなく家具などにも貼ることができる。デザインの新しい可能性を感じます」。箔壁紙がもたらす豊かな生活空間。これはその素晴らしい成功例のひとつです。 Our metallic leaf wallpaper is installed at many restaurants and hotels, but it is not limited to use at large facilities. This time, we will introduce a private residence in Hiroshima city. It is an example that was taken in the full renovation of a wooden two-story house of 50 years old. “House 己斐の家

瀬戸内生活様式研究所「ENGAWA」

2018年9月。広島市南区出島にオープンした、瀬戸内エリアのアンテナショップ「ENGAWA」。瀬戸内で作られた商品や文化を通じて情報発信をおこなうスペースですが、そのメインスペースの壁と個室に歴清社の箔を使用していただきました。メインスペースの壁には瀬戸内海が描かれていますが、その縁ドリを贅沢に金箔に。また、ENGAWAには合計8つの個室がありますが、そのひとつの部屋の壁を一面、赤貝箔にしています。さらに売店では、歴清社謹製の「金のふりかけ」と「手仕事のおすそわけ」も販売。食、工芸、アートなど様々な切り口で瀬戸内の魅力を伝える素晴らしい施設となっています。「ENGAWA」、機会がございましたらぜひ訪れてみてください。 In September 2018, the antenna store “ENGAWA” opened in Dejima, Minami-ku, Hiroshima city. It is an information center using products and culture made in Setouchi area. At this place, the leaf from Rekiseisha has been used on their main space wall and also in their private rooms. The Seto Inland Sea is drawn on 瀬戸内生活様式研究所「ENGAWA」

浄國寺

広島市中区にある由緒正しきお寺、浄國寺。平成18年に火災に遭い一度本堂は全焼してしまった本堂の再建の際、内壁や天井を担当させていただいたのが歴清社です。日本の文化において仏閣と金色箔は密接な関係にあるもの。極楽浄土を表すお仏壇の周りを手がけるのですから、必然的に特別な思いがこみ上げます。壁紙には洋金(真鍮)箔を用い、天井には歴清社を代表する作品である七彩箔を使った「ロングロング」を採用。天井の本金箔には手書きの絵をあしらうなど、細部まで凝った造りとなっています。新しいデザインを作り出す上で、日本の文化伝統を知るのは重要なこと。裏を返せばその下地があるからこそ、自信を持って新しいことを打ち出せるのです。 Johkokuji is an ancient and honorable temple located in the Naka district of Hiroshima city. In 2006, we have reconstructed the main hall that has been entirely burnt due to a fire, Rekiseisha was in charge of reconstructing the inner wall and the ceiling. Buddhist temple and gold leaf is said to have an 浄國寺

Bar the Lounge Top Note別館「松聲の間」

仕事柄、全国各地様々な建物やお部屋を見てきましたが、金紙を貼るという点において、こんなに理想的なところはありません。それが広島市中区の『Bar the Lounge Top Note別館』。その奥にある“黄金の間”です。戦後間もない頃に建てられた古民家を改装しているのですが、その奥にあった茶室の内壁、襖、床の間などをすべて金紙で覆い黄金の間に仕立てているのです。黄金の間と聞くと、富の象徴や贅を極めた部屋というイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。仄暗い柔らかな照明を基調にした部屋は実に気品がある。金の本来の美しさとはこういうことかと実感できる場所です。日々、金紙を作っている私たちでさえ、この場所に来ると特別な感動を覚える。自分たちが作るものの大切さを改めて感じさせてくれる場所なのです。 In our job, we have been from places to places all around the country and seen different types of buildings and rooms, but so far we haven’t seen such an ideal place that makes use of golden paper. This is what “Bar the Lounge Top Note annex” in Naka, Hiroshima Bar the Lounge Top Note別館「松聲の間」